クリティカルケア看護入門“声にならない訴え”を理解する 改訂第2版 著:卯野木健
急性期病棟やICUに配属になる看護師ならとりあえずこれを読んでおけ!
この本は、私としては急性期病棟やICUにこれから携わるすべての人に勧めたい1冊です。
執筆された先生が大学教員だった頃の講義資料などをベースに作成されているようで、本のタイトルの通りクリティカルケア看護の入門書となっています。クリティカルケアと聞くと、難しそうな印象を持ちますがシンプルにわかりやすくまとめられています。
クリティカルケア看護の基礎知識が詰まっている
今回紹介しているのは改定第2版ですが、この本を手に取った時は第1版と違う本かと思ったぐらい大幅にアップデートされていて大満足でした。
内容としては、患者を受け持ったら最初に行うことから始まり、そもそもクリティカルケア看護ってなんだ?ということや、全身アセスメントについて、家族の話、酸素や人工呼吸器の話などなど盛りだくさんとなっています。
全ての看護師にクリティカルケア看護の視点が必要
これは私の意見になってしまいますが、クリティカルケア看護ってICUとか救急の人が知ってればいいやつでしょーって思う方もいらっしゃると思いますが、そんなことはないのです。
どの病棟、どのフィールドでも具合の悪い患者さんがいるだろうし、急に具合が悪くなる患者さんが出て来る可能性があります。そんなときに、同じ免許を持つ看護師として、患者さんの状態を認識し適切な対処をとることが求められるでしょう。
そんなこと言ったって、何を知ればいいのかもわからないって思う人にも読んでいただきたい一冊です。ということは、看護師なら読んでおいて損はしないだろうなって本ですね。