とある看護大学院生の1日
パターンA 仕事をしている人
Aさんは仕事をしながら大学院に通っている。長期履修制度を利用し3年で卒業するつもりだ。
Aさんの仕事は平日の日中のため、夜間に講義が多い大学を選んだ。
月曜日〜金曜日
朝7時に起床し、職場に向かう。
17時に仕事が終わり、大学院に移動。
講義を受け、その後研究室でレポートに取り組む。
深夜0時に帰路につく。ご飯を食べて寝る頃には2時を回っている。
土曜日
朝8時に起床し、大学院に向かう。講義を受け、ひたすらレポート、研究の繰り返し。
あっけなく時間は過ぎ去り、深夜0時いつものように帰路につく。
就寝は3時頃になることが多い。
日曜日
この日は1週間のうちゆっくりする日と決めている。
朝11時ごろ起床し、洗濯や掃除などを行う。
夕方頃には大学にいき22時ぐらいに帰路につく。1週間で一番大学にいる時間が少ない日である。
さて、大学院生Aさんの1週間をご紹介したが、如何だっただろうか。辛そうと思う人もいれば、そんなに時間を使えていいなって人もいると思う。
Aさんは独身であるため、時間を自由に使い、掃除や洗濯もまとめてOKだ。ただ、これで家庭があるとかそういったことが起こると大変かもしれない。勿論、支えてもらえるならばいいのだが。
Aさんには夜勤がないが、看護師の多くは夜勤があるため、これよりもスケジュールは過酷になる。シフト作成など職場の理解必須。その上で、かなりシビアな体調コントロールが必要になるだろう。
こんなこと言っていて、大学院に行きたいって思う人が嫌になってしまってはこまる。なので、あえて言っておく。すごく楽しいところだ。過酷なスケジュールも同期と共有することで、一つの目標にむかう部活集団のような感覚を得る。同期といっても、新人看護師になった時のような歳の近い同期ではないかもしれないが、それがまた刺激になる。元気をもらえる。得るものが多いことに関しては、あえて触れる必要はないだろう。
大学院は辛いか
答えは簡単だ。結構辛いぞ。でもやる価値はある。
そんなことはわかっていたし、やってやれない辛さじゃない。理不尽な辛さじゃない。時間とともに何かを失っている気もするけど、得るものの方がはるかに大きい。すごく楽しい時間で、なんならこれがずっと続いていたら、なんて思ったりもする(半分本当)。
大学院を出た後に何があるのかはわからない。でも、看護師としてこの先も働いていくなら、こんなに楽しい経験をしない手はない。是非皆さんも苦しい時間をお楽しみください。